- Column -

射後雷座



宋の時代、悟琉伍(ご・りゅうご)という弓矢の名人がいた。
悟の放つ矢は百歩離れた的も見事に射抜くと言われ、戦の場での悟は、数々の奇跡を起こした。
そんな悟の数々の武勲の中で特に知られるのは、最早負け戦となった戦場で、悟の放った一本の矢が敵総大将を討ち取り、見事に敵を退散させ、引き分けに持ち込んだ事だ。
悟は矢を放った直後に座り、敵総大将にたいして念仏を唱えていたという。
以後、勝負を振り出しに戻す事を、この史実にならい「射後雷座(いごらいざ)」(矢を放った後雷の如く速さで座り、相手に念仏を唱える)と呼ばれるようになる。
英国では、勝負を振り出しに戻す同点弾の事をイコール+is+erでイコライザーと広く知られているが、歴史学者達の間では、今尚前者が起源であるという説が根強く、議論は絶えない。




民明書房刊
「歴史に学ぶ本当の英語」より




管理人:茶坊主


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